第1章 - 名前のない関係
2025年1月25日
......
車通りの少ない小さな路地にある、Create Art Space Danang というカフェで。
時々聞こえてくるミキサーの音。
いろいろな国の言葉が混ざった声。
特に、ロシア語が一番よく耳に入る。
たまに視線を周囲に向けるけど、
誰かの目がこちらを向いた瞬間、
僕はすぐにノートパソコンの画面へ視線を戻す。
......
僕は、自分の旅路を書き直そうと思う。
今の僕が、どれほど自分自身と「内戦」しているか、
君は分かるだろうか。
たぶんそれは、
「まだ自分を完全には愛せていない」ということなんだと思う。
この世界に対して、僕はたいてい礼儀として愛想よく振る舞う。
まるで観光都市ダナンで働く人たちが持つ、
あの独特の"親切さ"を身につけたみたいに。
理由があってもなくても、
僕を嫌う人は必ずいる。
理由がどんなものであっても、
僕は黙ることを選ぶ。
昔の僕は、
黙って耐え続けて、
ある瞬間に限界を越えると、
全力で反抗し、自分を守ろうとしていた。
時間が経って、
僕は人間そのものを怖がっていることに気づいた。
相手が誰であれ、年齢に関係なく。
関係の距離が近いほど、
その恐怖は形を変えて強くなる。
人は言う。
僕には交友関係が多い、友達が多い、と。
でも結局、僕はいつも一人だ。
そして僕自身も、
一人でいたいとずっと思っている。
ただ一つだけ望むなら、
十分に信頼できる異性が一人いて、
この激しくて、でもとても脆い道を
一緒に歩いてくれたらいい。
僕はよく、
特別な関係にある異性がいるという幻想を見る。
恋人とも、彼女とも呼べない。
ただ、場面によっては
知らない人や、好ましくない相手に対して
「彼女」という言葉を使うこともある。
愛情は、時にとても強い。
身体を通して、心を交換することもある。
でも「愛してる」という言葉は、
その関係の中ではほとんど使われない。
「伴侶」なのかもしれない。
友情より上で、恋愛とは違い、
結婚を目的としない関係。
家族になる可能性や、子どもを持つ未来は想像できても、
正式な夫婦とは呼べない。
それは、
僕の中で毎日続いている、
曖昧で霧のような幻想の関係だ。
たぶん僕は、
あまりにも多くの2D作品を見てきた。
それを、生きる理由や救いのように抱えてきた。
孤独を感じ続ける日々の中で、
今の現実の人間関係では
どうしても埋められない何かを、
そこに求めていた。
だから、男でも女でも関係なく、
スキンシップは僕にとって
緊張と恐怖で、蒸発してしまいそうになる。
家4にいた初期の頃
(入ってから2024年4月まで)
僕は両方の性別を怖がっていた。
現実の人間よりも、
存在しない作品の裸の身体にしか
安心を感じられなかった。
今の僕は、
本当に伴侶や家族だと感じられる相手でない限り、
肌が触れるだけで消えてしまいそうになる。
それなのに、
特別な関係やスキンシップに憧れてしまう自分もいる。
考えるだけで、
「もう自分、M気質でI/ENFJにやられてるじゃん」
そんなことを思ってしまう。
ちょうどこの頃、
一人のENFJに出会った。
人生の中で、
ENFJには何人も出会ってきたと思う。
ただ、彼らはMBTIを公表していなかったり、
何かしらの理由で分からなかっただけだ。
でも僕は、
ENTJに対して好意を打ち明けてしまった。
そして......うん。
君も分かると思う。
僕は返事を望んでいなかった。
そして、もう二度と
ああいう関係は持てないと分かっていた。
二人の世界は、あまりにも違いすぎる。
相手のことをほとんど知らないまま、
ただ数回のオンライン日本語レッスンだけで
心が揺れてしまった。
人が僕に優しくする理由は分かっている。
それは社交的な優しさだ。
世界を見渡せば、
もっと美しい親切はいくらでもある。
多くの場合、それはただのフレンドリーさだ。
本当の善意は、
井戸の底で玉を探すようなものだ。
それでも、
あのENFJの在り方は、最初から好きだった。
僕たちは、
不思議な周波数でつながっていた。
自然に出会い、
自然にLINEを交換した。
なぜか分からないけど、
お互いにLINEを知っている唯一の存在だった。
やっぱり、MBTIは現実的だと思う。
多くの人が、
仕事探しや恋愛の基準として使うのも、
理由がないわけじゃない。
P.S.
ENFJの姉さんへ。
君のイメージを使って、
「もう彼女がいて、スポーツが好きだ」と
あの人たちに話してしまったこと、
本当にごめん。
どんな罰でも受けるつもりだ。
......
この章の名前が、まだ分からない。
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